THINK

| 土地を探す

建物を立てる際には当然敷地が必要になりますが、その敷地をクライアントと一緒に検討していくこともそこそこの頻度であります。
条件や優先順位はクライアントによりまちまちですが、大きく分けると 1、予算 2、エリア 3、広さ 4、駅からの距離 になると思います。
その他にも眺望が欲しいとか、周辺環境や校区を気にされる方もいらっしゃいます。一切の妥協なくこれらの条件全てに当てはまる敷地を手に入れることができるクライアントはそれはそれでひじょうに素晴らしいことなのですが、大抵の場合はそう簡単には行きませんので、条件と照らし合わせながら少しづつハードルを下げながら探していくこととなります。
think160805 (4)
また大きく予算を変更することや、エリアをがらっと変更することは基本的には難しことが多いので、大抵の場合は土地の広さと駅からの距離をどこまで頑張れるかというような感じになると思います。そしてこの2つの条件は総じて反比例していることが多く、要するに駅から近いほうが一般的には坪単価が高いため、予算内で購入できる敷地の広さは自ずと小さくなり、逆に駅からの距離が離れれば離れるほど坪単価が下がる傾向が強いため、予算内で購入できる敷地の面積が広くなるというわけです。
人により価値観は様々なので駅近の高い坪単価の比較的狭小な敷地が良くないと言いたいわけでは決してありませんし、お勤めで共働きのケースもありますので通勤を考えるとやはり駅近でないと困るという方もいらっしゃると思います。

それを踏まえた上でクライアントから土地探しのご相談をいただいた場合、個人的には駅からの距離を少し頑張りませんかとアドバイスすることが多くなります。普通に考えて快適な住環境や空間を得るためには敷地はある程度ゆとりがあるほうが良いであろうと思っておりますので、その延長で考えていくと限りのある予算の中で大抵の場合駅からの距離が少し離れがちな敷地に行き着くことが多くなります。
次にそのことが生活にどれだけの支障をきたすのだろうか?ということになるのですが、例えば最近はインターネットの普及と運送業の努力のおかげもあり買い物が非常に便利になったと言えますし、この先在宅ワーカーがどんどん増えるのではないかとも考えております。お勤め方は毎日の通勤がありますので、必ず全ての方に当てはまるわけではありませんが、昔ほど距離が気になりにくい時代になってきているのではないかと思うわけです。
think160805 (4)
また駅から少し距離があるということは、住環境が良好であるということが多く、子育てをする上でも安心できるという点や、或いは駅近では考えられないような眺望を手に入れること、周辺隣地のグリーンを借景として取り入れることのできる敷地に出会えるかもしれません。これらはある意味駅からの距離を少しとったことでしか出会えない敷地や環境なので、駅から離れることが決して悪いことばかりでもないと思うのです。
人間は現状置かれている生活に慣れる傾向が強く、その慣れ親しんだ生活パターンが変わることを敬遠することが基本的には多いと思われますが、少し見方や考え方、生活スタイルをポジティブに変えることで全く目に止まらなかったエリアや土地が現れることもあります。

ということで敷地探しは少し柔軟に視野を広げ、特に駅からの距離を考えましょうということでした。
考え抜いた結果、駅直上のタワーマンション住まいの方が生活に合っているということであればそれはそれでOKだと思います。

あとは敷地の形が少しいびつ(変形地)であったり、斜面地であったりすると、相場価格より多少安く購入することができることが多いです。
私達のような設計事務所では変形地や斜面地で建築計画をすることは可能です。ただし一点だけ注意していただきたいことは、変形地はともかく斜面地の場合は気をつけていただかないと地盤改良や杭基礎が必要となり、これらはなかなか高額なことが多く、土地代と合算して割ってみると結局周辺の平均的な相場価格になってしまったと言うことも少なくありません。なのでこのような敷地は総合的に慎重に判断していかなければいけません。
think141231
最後に実際に土地を探す際のコツですが、まずは予算、広さ、エリアでだいたいの相場を調べておき、希望エリアの最寄りの不動産屋さん3軒くらいを回るのがベストではないかと思っております。理由は簡単で、逆に自分が不動産を売却すると考えたとき、まずは近所の不動産屋さんに声をかけるのが一般的だと思われるからです。ということからやはりそのエリアの最新の情報をいち早く手にしているのはエリア内の不動産屋さんであるということになり、その担当者から情報をいち早く流していただければ一般に情報を開示される前に先に交渉に入れるということになります。勿論条件面や金額面で売主側の意向もありますので、毎回上手く行くとも限りませんが、優良な敷地は表に出る間もなく売買が成立していくことが多いのも事実です。
インターネットで簡単に検索することもできますが、本気であればまずは希望エリアの不動産屋さん担当者に顔と希望を覚えていただくことが重要です。

もし気になる敷地が見つかった場合は、弊社にご連絡をいただければ都市圏であれば大抵インターネットで周辺画像の閲覧が可能なので取り急ぎ所感としてご対応することは可能です。
真剣に考えるということでしたら後日現地視察に同行も可能ですので、そこで問題がなければ成立という流れになると思います。
尚、あくまでも土地探しのご相談にはのれますが、好みや許容範疇ががかなり強く出る部分なので、こちらから積極的に敷地を探しご提案するわけではございませんので、そのあたりはご理解をいただけますようお願い申し上げます。

Share