Q. 設計事務所に設計やデザインを頼むということは?

完全なオーダーメイドです。細かいご希望やご要望にお応えすることが可能です。その上でどこにもない唯一の建物、空間、デザインとなります。
規格品とは異なり、決められたルールや制限は一切ありません。基本的に全て自由です。敷地条件、予算、要望、デザインなど、無駄なく調和させ最大限の提案をいたします。
例えますと、ジャケットを決められたサイズS,M,Lの中から選ぶのではなく、本当に好きな素材や色を選択し、あらゆる寸法を採寸し身体のラインを最も美しく見せ、そして着心地も抜群のオーダースーツを手作業で仕立てるような感じに近いかもしれません。
基本的にクライアントのご希望やご要望は100%実現したいと思っております。また可能な限り100%満足していただきたいと思っております。そして弊社としてはそれを超えた部分の領域での新しいことへのチャレンジや、楽しみながら設計をしたいと考えております。


Q. 設計の際、どのようなことを大切だと考えますか?

基本コンセプトとして “心地良い空間” と “美しい建築” を創りたいと考えております。
大切なことはたくさんありますが、その中でもアイデアとバランス、優先順位の整理、論理的解決の4つが特に重要だと思っております。

・IDEA(アイデアの創出)
アイデアは全ての始まりで一番大切なことです。

・BALANCE(バランス感覚の保持)
バランス感覚を最後まで、細部にまで保つことは全てにおいてとても重要です。

・PRIORITY(優先順位の整理)
優先順位を整理することで、本当に大切にしたいこと、予算の適正な振り分けがきちんと見えてきます。限りある予算を最大限有効に使うことがとても大切です。またこのことに関して密に話し合いを行うことで完成後の後悔を限りなく少なくできると考えております。

・LOGICAL(論理的解釈と解決)
全ては論理的に導き出され、そこから生まれるプランやデザイン、空間フォルムはシンプルで美しく、そしてとても扱いやすいものです。

また経年変化(物質的強度、デザイン的普遍性)に対しても強い建物を目指しております。


Q. 初回面談の際に用意するものはありますか?

敷地測量図、地盤調査の結果がお手元にある場合はお持ちください。
ご希望お伝えいただく上でイメージに近い資料等があればお持ち下さい。こちらとしてもイメージがつかみやすくなります。
夢や希望をたくさん考えてお越しください。ビジョン、ライフスタイル、なんでもOKです。数の多い場合はメモ等でお持ちいただければと思います。


Q. 設計事務所が設計する建築物は高いイメージがあるのですが?

何と比べるかということにはなりますが、建売住宅や廉価なメーカー住宅と比べるとさすがに安いとまでは申しません。ですが私達が設計する建物が一般的な住宅と比べて特別高いとも考えておりません。営業経費や広告宣伝費、事務経費、商品開発費、手数料などの中間マージンなどは一切必要ありません。建築するにあたっては施工会社へお支払いいただく建設費と弊社への設計監理料のみです。支払先が設計者と施工者の2箇所に別れるだけとお考え下さい。
またどこに頼まれても必ず設計者や現場監理を行う人間は必ず存在し、その費用は人件費や経費として計上されておりますので、建築設計事務所に依頼することで設計監理料が別途余分にかかると思われることは正しくありません。
弊社では最良のバランスを考え、 余計な出費や無駄を抑え、常に賢く設計することを心がけております。


Q. 本当に思い通りの建物や空間になるかが不安なのですが?

残念ながら建築物は、洋服や自動車、電化製品など他の物と違い、完成品を目で確認し、手で確かめて購入するといったことができません。経験から申し上げて、完成するまでに不安を完全に取り去るといったことはなかなか難しいと思っております。その反面、たくさんの夢や期待に胸を膨らませ、完成をとても楽しみにお待ちいただいているものと思います。
私達は、そういった不安を取り除き、ご期待に副うべく、クライアントに応じて不足の無いよう打合せやフォローを行うよう心がけております。
また、私達が考えていることを充分にご理解いただけるよう極力丁寧に説明すると共に、疑問に思われたことや気になることは、なるべくスピーディーに解決してもらえるよう最大限心がけております。


Q. 土地探しからの相談に乗ってもらえるのでしょうか?

可能です。敷地探しからお手伝いすることもできます。専門的観点から敷地の持つ可能性を判断することができます。金額の高い土地には勿論欠点は少ないですが、必ずしもリーズナブルな土地がよくないということでもありません。
比較的安価で取得できる変形地や、法規制の厳しい敷地でも、発想の転換や知恵をしぼってネガティブな要素を排除し、ポジティブに素敵な建築を提案することが必ず可能だと思っております。要はどう建ててどう使いこなすかということだと思います。
土地で予算が浮いた場合は建物をより良くする費用に回していただければと思います。
尚、土地探しのご相談にはのれますが、好みや許容範疇ががかなり強く出る部分なので、こちらから積極的に敷地を探しご提案するわけではございませんので、そのあたりはご理解をいただけますようお願い申し上げます。


Q. いくらくらいの予算からお願いできますか?

特に上限も下限も設けてはおりません。ご希望や大きさにもよりますが、3000万円台から大きいものですと億を超える建物まで幅広く設計しております。ただしご予算に応じて出来ることや出来ないことがありますので、その辺りは計画を実現すべくしっかりと話し合っていければと思います。
どちらかというと、“建てる” という強いご意志をお持ちいただくことがまずは一番大切だと思います。


Q. 設計監理料(設計料)を知りたいのですが?

設計監理料は物件の内容や大きさ、構造種別によって異なり基本的には10%〜15%としております。詳しくはINFORMATION内の “設計監理費用について” をご覧ください。
具体的な費用を確認したいという場合は、ご計画の規模や内容によっても多少異なりますので、恐れ入りますがメール又は電話でお問い合わせ願います。
その際にお分かりの範囲で結構ですので、用途(新築住宅・リフォーム・店舗・病院など)、規模、総工事予算等をお伝えください。


Q. 遠方ですが設計をお願いできますか?

勿論です。
別途交通費はいただいておりますのでご了承願います。


Q. 問い合わせから引渡しまでの期間はどれくらいですか?

大きさや、構造の種別にもよりますが、木造2階建の住宅で通常12ヶ月(設計7ヶ月+工事5ヶ月)〜となります。 リフォームや店舗内装工事等で通常3〜6ヶ月となります。(規模による)
鉄筋コンクリート造や集合住宅、その他の一般建築は2年程度かかる場合もあります。
少し時間がかかるように感じられるかもしれませんが、フルオーダーメイドで全ての作業が手作業のため、メーカー住宅や建売住宅のようにはいきません。ご希望をしっかりと伺い、設計や工事を丁寧に行うために必要となる時間です。完成を楽しみにお待ちいただければと思います。
もし諸事情により完成を急がれる場合はご相談ください。 対応することが可能な場合もあります。


Q. 実物件が見たいのですが?

ご案内いたします。
真銅の自宅兼オフィスを含め常時ご覧いただける物件もありますので、気軽にお申し付けください。
その他の物件に関しましてもご案内は可能ですが、全てクライアントに引渡しの済んだ物件となりますので先方の都合により中を見せてくださる方もいらっしゃれば、外観だけという場合もあります。
工事中の物件に関してもご覧いただくことが可能です。
また通常、完成間際の物件の見学会を行います。興味がありましたら連絡を差し上げますので、気軽にお申し付け下さい。


Q. 実際、どのくらいの予算でどの程度のものができるのですか?

普段設計を行っている建築物の工事費は木造で坪100〜130万円、鉄骨造で坪120〜150万円、鉄筋コンクリート造で坪130〜200万円程度です。
住宅の場合、上記坪単価に照明、水廻りの設備、キッチン、床暖、空調設備、外構工事、植栽、一部の家具等、細かいものですと表札など、例外を除きそのほとんどが全て含まれているとお考えください。
含まないものとしては、設計監理料、地盤調査費、登記などの費用、確認申請費用、セキュリティシステム、カーテンなど、用途による特殊設備、医療機器、店舗の場合の備品などがあげられます。
リフォームの場合は建物の現状により修繕箇所や設備の移動など、費用の振れ幅が大きいので、お手数ですが個別に問い合わせください。
また店舗設計の場合も用途や仕様、必要設備機器によって金額が大きく異なります。個別に問い合わせくださいますようお願い申し上げます。
実際に弊社で設計を行なった物件の価格や坪単価(個人や場所を特定できる情報を除く)を参考までに案内することもできますので気軽に問い合わせください。


Q. インテリアや家具の相談にものってもらえますか?

居心地のよい空間や美しい空間を完結させるためには、インテリアは大変重要だと考えております。必要に応じてインテリアコーディネイトのご相談、ご提案を致します。
テーブル、作り付けの家具は弊社でデザインすることもございます。デザインに優れ品質の良い物を比較的安価に製作することが可能です。


Q. 打合せの場所は?

初回の面談は資料が豊富なため基本的には弊社まで起こしいただいております。2回目以降は弊社にお越しいただくか、或いはご自宅の方までお伺いいたします。ご家庭や仕事の状況に合わせてお気軽に希望をお申し付け下さい。


Q. 設計監理契約を途中で解約はできますか?

解約も含め簡単なトラブルに至るまでおかげさまで現在のところ一度もありません。万一何らかのトラブルや理由で解約をご希望頂く場合は応じさせていただきます。
その場合は、解約に至った理由を双方で協議し、それに基づきそれまでにかかった作業代を進捗度合いと契約金額から算出して実費精算をしていただきます。


Q. 設計事務所と施工会社との違いや、業務の区別がよくわかりません。

建築の計画をされる場合は、弊社にお支払いいただく設計監理費用と、施工会社へお支払いいただく工事費用が必要となります。
弊社は建築設計事務所です。主な業務は建築物の設計やデザインと現場での工事監理業務となります。つきましては弊社とクライアントとの間の契約は設計監理業務請負契約であり、そのサービスの対価として設計監理料金を頂戴しております。
施工に関しては、実際に工事を行う施工会社とクライアントの間で、工事請負契約を別途結んでいただき、工事代金を直接お支払いいただくこととなります。ご存知の建設会社や、近所の工務店でもかまいません。心当たりがない場合は弊社の方で普段お付き合いのある施工会社をご紹介いたします。ただし遠方で弊社にとっては初めてのエリアにおきましては一から施工者を探すこともございます。
その他に必要な諸費用につきましては、INFORMATION の “その他諸費用” をご覧ください。


Q. 工務店や建設会社の保障やメンテナンスは大丈夫でしょうか?

実際のところ、これに関しましては未だ施工会社によるところが大きいのは事実です。
何か問題が発生した場合は当事者の施工会社が補修やメンテナンスをおこなうのが基本ですが、万一当事者の施工会社が倒産してしまった場合などのため昨今に法律で瑕疵担保保険への加入が義務付けられました。建設時に一定の条件で検査をパスし、その認定を得ることにより、瑕疵が見つかった場合に当事者の施工会社が廃業していたとしても一定の範囲内で保険が適用されることとなります。
尚、弊社で紹介する施工会社は、基本過去にお任せしたことのある会社で、施工技術が信頼でき、金額面と工事内容とのバランスがよく、またクライアントに対する対応が誠実であることを基本条件としております。
弊社としましても、クライアントと施工者間のトラブルや後々施工不備による問題がおきることは当然ながら好ましくありません。


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