インナーガレージを併設したコートハウス型の住まいである。
クライアントから愛車を眺めることを主としたガレージハウス（週末住宅）ということでご依頼をいただいた。
当初敷地の面積から中庭は諦めておられましたが、ご夫婦でのお住まいとのことから必要面積はそれほど必要でないということもあり、レイアウトを駆使することで1階にガレージと中庭を併設したLDKを設けることを可能としました。
メインとなる1階にはLDK、ガレージ、中庭、玄関を、2階には寝室とウォークインクローゼット、水周り。バルコニーをコンパクトに配しております。
1階は限られたスペースを視覚的に極力広く見せるために視界的にはほぼ壁と柱のないワンルーム空間とし、中庭との境界もガラスフィックスとすることで境界ラインを極力感じないシームレスな一体空間を目指しました。車は1階の全ての場所から視認することが可能です。
今回の中庭はアクティブに使用するというよりは中庭に割ける広さの関係もあり、室内から眺めることを主目的とした庭に仕立てております。
所在地
主要用途
構造
規模
敷地面積
延床面積
リビング中央より愛車と中庭を望む。
リビングよりダイニング、キッチンを望む。ダイニングテーブルの上より光がそそぐ。
玄関から中に入ると奥に愛車が見える。玄関通路には趣味のロードバイクが置かれている。
ガレージより中庭、奥のリビングを望む。床にはノンスリップのタイルが敷かれている。
リビング側よりフロア全体を見渡す。中庭には安定した光がそそぐ。
リビングより中庭とガレージを望む。
リビング奥側から1階全体を見渡す。空間の中央にガラス張り中庭を設けることでフロア全体を緩やかに繋がている。
2階階段よりガレージの愛車を見下ろす。
リビングより愛車と中庭を望む。中庭と愛車が1対1となるような空間構成としている。
リビング側よりフロア全体を見渡す。1階の全ての場所から愛車の望める設計としている。
リビングに置かれたソファより愛車を望む。車はオブジェのごとく鎮座している。
ダイニング目の前には中庭の樹木が広がる。
ダイニングよりフロア全体を見渡す。手前に中庭、奥にガレージが見える。
キッチン側よりリビング方向を望む。ガラスを通して中庭、その先の愛車が見える。
SHO SHINDO ARCHITECTS