大阪府箕面市に建つ週末住宅(ゲストハウス)である。
敷地は大阪の北摂エリアの中でも特に人気の高い箕面市の山手に位置し、基本的には盆地が一体に広がる大阪府下においては希少性の高い眺望の良い土地であった。
クライアントは土地取得から比較的長い時間を経てこの地にゲストハウスを兼ねた週末住宅を建築することを決められた。
敷地は成形型の造成地ではあったが南西側にかけて斜面のエリアを有しており、また隣地が一段低いこの南西側に対して眺望が開けており、大阪の方向の街並みと箕面の山々を目にすることができる。
クライアントからの要望は勿論眺望を最大限に活かしたいとういこと、また来客が多くなることを考え様々なアクティビティに対応すべくフレキシブルに使用出来る間取りや部屋数がもとめられた。
基本となるプランは全ての部屋や各所のスペースから眺望が望めるということを前提にスタートし、その過程で建物の中央部に中庭を挟むことでそれらが達成されることがわかり概ねの方向が決定付けられた。
内部は開放感と抜け感を演出すべくガラスが多用されている。また今回はフルオープンになる空間と言うよりは大判のフィックスガラスを用いてなるべく景色を妨げない方向での計画とした。
一階には主寝室やゲストルーム、水回り、セカンドリビングが、二階には広いLDKが配置され、合わせて各階共に広いデッキテラスが備わっている。