僕は温かいエリアに比較的生息が多く見られる多肉植物類が大好きで、その中でも大きい部類に入るアガベ属の植物を数年ほど前から本格的に集め始めました。マニアックな植物なのであまりご存じない方も多いかも知れませんが、アガベの中の一部の品種はテキーラ(蒸留酒)の原材料だったりもします。
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実際この手の植物は流通量がかなり少なく、また最近では街のおしゃれ植物屋さんで目にすることもだんだん増えてはきたものの、なかなかのお値段がついていたりもします。
このアガベ属植物のどこに惹かれるかというと、やはりその大きさとそこからくる優雅さ、もう少し付け加えると個人的には品格も携えているのではと考えております。また実物は本当に迫力があり、見るものに強烈なインパクトを与えますし、玄関先であれ、お庭であれ、店舗であれ、これら一鉢で雰囲気をガラッと変えてしまうだけのオーラを兼ね備えているわけです。

関西にはレア巨大植物ばかりを専門に海外から直接仕入れて日本全国に卸している有名な植物やさんがあります。ここは当然卸し専門なので一般の人が直接買い付けることはまず不可能で、勿論基本店内にすら入れていただけません。そしてどちらかと言うと各種イベントや特別な造園に使われることがほとんどのレア巨大植物ばかりを扱っていらっしゃるので、一般の方が趣味で買えるほどお値段も安くはないのですね。
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上の写真はブルーグロー(たぶん)という品種なのですが、これは本当にたまたまその卸屋さんから知り合いを通じて購入することができたものです。正直このサイズ(直径約50cm)のものはネットでいくら探しても見つかりませんし、そもそも画像すらろくすっぽ出てこないのです。形が非常に美しく整っており、葉色もなんとも言えない深みのあるブルーグリーン色をしております。成長スピードも想像以上に速く、次から次へと新しい葉を出します。現在は根本から吹いた子株が別の鉢ですくすくと成長中で、かつ別の場所からもまた子株が芽吹くという予想外に嬉しい状況です。

ちなみにアガベの品種はひじょうに多く、それぞれ適正温度や耐寒温度、日照条件も異なるので、そのへんはきちんと調べ理解した上でのお付き合いにはなりますが、アガベ属は基本水やりはほぼ必要ないので、僕的にはかなりメンテナンスフリーで育てるのがとても楽な植物と言えます。
今のところサイズはほぼ同じかもうひと回り大きいくらいのもので、鉢植えから地植えのものまで含めると合計8株のアガベと生活を共にしているのですが、まだまだ増えそうな予感です。

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