大阪府内で計画されたコートハウス型の住まい。
一般的な住宅エリアにおいてプライバシーを確保しながら快適な暮らしを送るために中庭を中心として計画はスタートした。
今回はクライアントの要望で現代的なデザインの中にも和のテイストを取り入れたほしいということもあり、勾配屋根をかけることをデザインの前提とした。
プランは道路側にあたる南側に駐車スペースをはじめ玄関ゾーンや和室を平屋の中にまとめ、敷地中央に中庭を挟み北側に2階建てとなる建物本体を配置している。
今回は庭とリビングダイニングとの一体感を重視し大きな開口部に設けられた建具は全て引き込むことのできるタイプとした。
屋根は平屋部分から北側の2階部分に向かって伸びる1枚の大屋根として、この建物の外観デザインを決めている。
中庭の植栽エリアは紅葉をはじめコケ類など和を感じるデザインとして、四季を感じることのできる空間としている。
所在地
主要用途
構造
規模
敷地面積
延床面積
正面道路側からの外観。手前は平屋、奥は2階建てとし大きな1枚屋根をかけている。外壁にはガルバリウム鋼板を採用している。
正面の外構植栽スペース。
リビングダイニングから中庭を望む。先にはデッキエリア、タイル貼りのテラスが続き、奥には和室ブロッカが見えている。
木製のガラス框戸は全て引き込むことが可能。
リビングからキッチン方向を望む。
ガラス戸を全て引き込んだ状態。室内から外部の中庭へと空間はつながってゆく。
中庭はデッキエリア、タイルエリア、植栽エリアからなる。植栽は和を感じるしつらえとした。
中庭より建物全体を望む。1階部分はLDK、2階部分は居室。
和室の奥にも坪庭を設けて緑を感じる空間としている。
外観の夕景。
リビングダイニングより夕景の中庭を望む
中庭の夕景。ライトアップされた紅葉が映えている。
中庭より建物全体を望む。
中庭側よりリビング・ダイニング方向を望む。
黒い外壁が紅葉の緑をより引き立てている。
SHO SHINDO ARCHITECTS